北極海の海氷減少、懸念高まる

地球温暖化は、長い間注目の集まっている問題であるにもかかわらず、いまだ解決がされていません。ただ、夏日の日数が米国の様々な地域で増えるなか、北極海の海氷面積が、米国立雪氷データセンター(NSIDC) の観測衛星による観測の記録史上最も小さくなったという、大きな影響が見られました。

氷が溶けた原因は?

研究者の指摘によれば、一年のこの時期に予想を超えて氷が溶ける原因には、複数の要因が考えられるようです。ただ、自然発生的な影響は、その他の自然現象の影響によって長年にわたって均衡が保たれてきました。氷が解けた最も大きな原因は、地球温暖化が加速度的に進んでいることだと考えられています。北極海の水温に影響した原因は、自然発生的なものと人工的なものの組み合わせですが、1979年に最初の氷解が認められてから海氷の高さは最も低くなっています。

懸念されている問題





氷解は158万マイル (250万㎞) という記録的な数字の危険水準に達し、専門家の予想によれば、すぐには止まる気配はありません。北極海は地球全体を冷却する役割があるため、これが溶けてしまうと地球温暖化がますます進んでしまうことがありえるということを、科学者たちが懸念しています。さらに、その地の気候を必要とする、ホッキョクグマをはじめとする生物が深刻な事態に立たされています。その上北極海の氷には、大量の太陽光を空気中に反射させる働きもあるため、それが溶けてしまうと生態系全体に甚大な悪影響があると予想されています。

北極海の氷は、グローバルな気候に影響する主要因であり、氷が解けるに伴い、科学者らは地球全体に対する、解決不能な悪影響を懸念しています。温暖化をコントロールしようという努力は続いていますが、氷解のスピードは止める手段がないようで、後2-3週間の内には氷が溶ける期間が終わってしまう予測も手伝って、気候変動を食い止めようという努力も無駄になってしまうかもしれません。