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食べる前に楽しむ野菜楽器

野菜をくりぬいて楽器を作るだけでなく、演奏してしまうのは驚きです。それを成し遂げているのが野菜オーケストラを構成するアーティスト、ナン・ウェイドンさんとナン・ウェイピンさんです。2人は北京の狭いアパートに住み、野菜から楽器を作り出しています。エコフレンドリーさに関しては、いままでゴミのアート、リサイクルアートと取り上げましたが今回はその流れで野菜アートです。作って・演奏して・食べてと一度で3度オイシイのです。

野菜アートは子供だましだと思ってはいけません。本物の楽器並みの技術が必要で、最も大事なのは新鮮でサイズが適当なことと、カタチも重要です。水分含有量の変化でも音色は変わってきますし、固くなくてはいけないので残り物の野菜ではダメです。

チューンを正確にするには穴の深さを正確に測ることが必要です。深い穴は低音、浅い穴は高音を出します。また野菜によっては使える楽器が決まっています。例えばスイートポテトはオカリナ向きで竹の子はフルートといった具合です。

どうして彼らが楽器の知識を持っているのかというと、父親が音楽の先生でしたから小さい時から音楽には深く触れていたのです。そして中国内陸のアンフイ地域には野菜がたくさん育ちます。こういった各条件をミックスさせて誕生した野菜アートは、中国国内のタレントショーなどで引っ張りだこの人気です。

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