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スザンヌ・ヨングマン フォームシートから作り出す美しい世界

芸術は周りで起こっていることを再現するようで、現代アーティスト達の関心も彼ら独自の感覚を通し、リサイクルや再利用に向けられているように見受けます。オランダのアーティスト、スザンヌ・ヨングマンは16世紀から17世紀の古典的イメージに近代的なタッチを加え、伝統的でありながら時代を超えた美しさを持つすばらしい作品を創りだしています。

subjects clothed in foam packing sheets

このアーティストが自身の卓越した創造性をオランダの巨匠が描く人物像に応用し、その衣装を、緩衝材として使われているやわらかいフォームシートで再現しています。もしも彼女がトイレットぺーパーやシートカバーを利用して再現する中世の人物像の作者と協働体制を持てば、世俗世界を支配する素晴らしい作品が生み出されるに違いありません。スザンヌは、この”フォーム彫刻”シリーズを、実社会では緩衝材や包装紙として使われる材料から生み出しています。これらの作品では衣装やカップ、襟など16世紀から17世紀にかけて熱心にそれぞれ描写されていたものも再現されています。この素晴らしい彫刻に使われるフォームシートは、高級でない、とみなされているため廃棄され最後には埋められます。彼女がこの材料を使用するのは救済だけではなく、効果的だからなのです。それによって、価格のみならず品質、安全性などに配慮したい消費者の権利についても強調しているといえるでしょう。

ここでのアイディアは、美学的に美しく伝統的な、見る人が喜ぶものをつくると同時に少なく使い、再利用し、リサイクルする、というメッセージもこめられています。多くの包装紙や緩衝材が埋められる運命にありますが、そこにはらんだ問題を美しく、創造的な方法で喚起する
オランダの芸術家。この星を守るために彼女なりの方法で貢献してくれています。

Via: Boingboing

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